書きたいことはいっぱいあるのですが、なかなか時間がなくて衛星との通信時間も限られているので書ききれません。後日、追加する予定の記事がいっぱいあるのですが、昨日あったことはタイムリーな話題なので、とりあえず書きとめておきます。
昨日はスコットが南極点へ到達してちょうど100年でした。 以前の日記にも書いたように、英国海軍のスコットはライバルのノルウェー人、アムンゼンより数週間遅く、南極点到達を果たします。昨日はそれを記念して南極点で式典が行われました。
100年前の写真。南極点にて。みんな、帰路命を落とす。
100年後の昨日。
式典ではスコットの最後の日記が読み上げられ、今でもそれを聞くとたくさんの人が涙しました。(そしてほほの上やまつげで凍る)。
スコットと隊員たちは衰弱して死にに直面したときでさえ、 30kgほどの科学的目的で採取された岩石を荷物から手放さなかったそうです。(軽くなった荷物のほうが衰弱の進行が遅い)。スコットは日記に、彼らの任務がただ単に南極点到達だけではなく、科学の前進であることをなんども記します。
冒険と科学へ命を捧げた彼らをたたえる式典は、簡単なスピーチと朗読だけでした。基地のキャプテンが「スコットたちが100年前、ここへ来るために通過した苦労は私たちでは想像できないけど、スコットたちも100年後、こんな科学実験のための設備が建つのは想像できなかったであろう。お互い想像のできない状況だけど、お互いの目的は理解しあえる。我々がいかにスコットたちがここへ来たかったかが理解できるし、スコットも我々がこんな厳しい状況でも科学のためにここにとどまるのが理解できると思う。」と延べ、とってもいい式典になりました。
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