Saturday, January 28, 2012

南極点の「すごい!」その6:地下トンネル

南極点滞在中の、最後の冒険は、基地の地下にあるトンネルを訪ねることでした。

アムンゼン・スコット基地では上水の採掘と下水の最終処理を地下で行います。地下トンネルは「アイス・トンネル」と呼ばれ、実際、氷(圧迫された雪)を彫り下げただけ出来ています。




上が上水、下のパイプが下水。パイプは箇所箇所で暖められ、しっかりとした断熱素材で囲んで、凍結を防ぎます。


私たちが基地で飲む水は、約1万年前、南極点に降った雪!

すべての洞窟や地下室がそうであるように、このトンネルも一年を通しての地上の平均気温が常に地下で保たれています。南極点の平均気温は摂氏マイナス50度。よって、地下トンネルは夏でもその温度です。ちなみにこの日の地上の温度はマイナス26度。


マイナス50度で、まず、体に起こる現象は、「まばたき」がしづらくなること。上のまぶたと下のまぶたが凍ってくっついて目がとってもねちねちした感じになります。そして息をするとのどが痛くなること。徐々に髪の毛や、まつげなど、カバーされていない部分が凍っていきます。



新しく掘りだしいているトンネルの支流の先端。5年後の基地の水は、この先をいったところから採掘されるそう。



だんだん凍ってきた私。 帽子や首に周りのネックゲーターなど、私から汗や水分が蒸発するところはすべての蒸気が凍りつきます。

最終的にはこんな風になりました。


ちなみにもっとまつげが長い子だとこんなことに!
そのまつげ、ほしい。。。。



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