スコットとアムンゼンの南極点到達については以前の日記で書きましたが、マクマード基地はスコットが南極探索へのベース基地として使った場所で、彼が船の碇を下ろした場所でもあります。スコットが1902年の探検で立てた小屋がマクマード基地のすぐ近くに残っています。
南極では建物などの老化は寒さと寄生虫などの虫がいないことでとっても遅く、とても100年前の建物には見えません。木材や釘などすべて船に乗せて運んだもの。
中には当時のまま残されたビスケットやランプの箱、毛布やキッチン道具、冷凍保存されていたであろう羊肉などが置いてあります。(持ち運んだ羊肉やここで狩ったアザラシの肉はビーフジャーキー状態になります)。
ちょっとグロテスクだけど、当時狩ったままのアザラシの死体。
対岸にマクマード基地が見えます。
(まだ暖かかったので余裕の笑顔。この後、風が強くなりフードをかぶって手袋をした手をポケットに入れながら退散。)
岬の先の丘の上にはここで100年以上前に亡くなった者への追悼の十字架が当時立てられたまま。
雪と氷の下は海水です。
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