南極行きが決まったと日本から来ている科学者に言ったら「確か政府に届出が必要だよ」と彼女が教えてくれました。え?日本政府?なんで?
普段からまったく日本とは関係のない暮らしをしているので(日本語もちょっとだし、 仕事でもアメリカの政府がお金を出している実験をアメリカの大学でしている)ちょっと意外でしたが、調べてみたら確かに届出が必要でした。
日本のパスポート保持者が南極へいく場合はすべての人がいかなる理由で行き場合も環境省への届出が必要です。
ちなみに、「こんなんアメリカ側から行くし、届け出ださなくても、ばれないんじゃない?」といい加減な性格がささやきましたが、同じ実験の日本人科学者が届出を出さずに行ってあとで始末書を書かなければいけなくなった、と教えてくれて心改めてしっかり届出を出すことにしました。日本語がいまいち得意でない私にとって、日本語の書類よりもっと怖いのは「始末書」という得体の知れないもの。
届出は名前、日程、交通手段のほかに目的、活動場所などの書き込みが必要です。活動場所は「緯度および経度を持って記載」とかかれており、同僚(アメリカ人)に「かくかうしかじかで届出を日本側に出さなければいけないのだけどこの質問項目は南極点にいく場合はどうやって書くのだろうね?」とたずねたら「緯度は南緯90度、経度は当てはまらない、とか?」と言っていました。結局、南極点とだけ書いて基地名を記入しました。
南極点にある基地についてはまたいずれ。
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